1. 上井 彦之介 (うわい ひこのすけ)のプロフィール
愛知県尾張地方生まれ
自分は絵を描くために生まれてきたと思うことがしばしばある。
毎日出会う風景を眺めながら、いつもそれを絵で表現することを考えているためだ。
信州安曇野の景色は毎日見ていても飽きない。四季折々の顔があり、描きたい表情がたくさんある。春の新緑、菜の花、残雪の白い山々、桜咲く用水路、田植えしたばかりの水面にうつる北アルプスの山々、スイレンやアジサイが咲く池、ワサビ田を流れる清流、苔むした渓流、レンゲツツジやニッコウキスゲ咲く高原、真っ青な空と険しい夏山、稲の収穫、蕎麦の白い花、渓谷の紅葉、コスモス咲く街道、冠雪した北アルプス、雪化粧した白い山々、凍った水の流れ、、、、
どの風景を見ても、それを絵で表現したいという気持ちを強く感じる。
気がつけば、現場に画材を持って来ている自分がいる。真冬でも、晴れていれば、充分に現場で描くことは可能だ。現場で描いた絵でそのまま完成というケースは少ないにせよ、現場で描くことにこだわっている。車に画材を積んで感動を覚える場所を探し、ここぞと決めた場所に腰を下ろして絵を描く。風景と対話しながら、時に川のせせらぎや鳥のさえずりに耳を傾けながら、夢中になってキャンバスに絵の具をのせていく。車では入れないような狭い道にバイクに乗って入っていき、人が見つけられない風景に出会った時には最高の気分になる。
敬愛する画家は、印象派の巨匠、クロードモネ。生涯を絵に捧げ、光を描くことを追求した彼の生き方や、描かれた多数の作品の中に見られる色彩感に圧倒され、共感をおぼえる。彼が表現したかった世界と、自分が表現したい世界は、それほど遠くないと思う。モネに少しでも近づくことが目標であり、近づけていると実感できることが最高の喜び。
学生時代、山登りをするためにたびたび信州を訪れたことが縁で就職と共に信州に住みついた。信州の風景に呼び寄せられたのかもしれない。以来30年以上をかけて画業に取り組んできた。50歳を過ぎ、60歳に近づくに従って自分が何者であるのかがわかってくるにつれ、絵への想いはますます強さを増している。
インスタなどのメディアを介して世界中の景色や様々なアーティストの絵に触れ、描きたいシーンやトライしたい技法などのイメージが止めどもなく頭に浮かんでくる。そんなイメージを表現すべく、日々筆とペインティングナイフを持っている。
2. ギャラリーに掲載の絵の販売について
SO(売り切れ)でない限り、基本購入していただけます。
作品ごとの販売価格は各作品に掲載しています。
掲載のないものは CONTACT欄からお尋ねください。
表示金額には基本的には額縁はふくみませんが、ご希望に応じて額縁を用意します。
また、表示価格は税込です。